出版情報
夏堀正元『蝦夷国まぼろし 下』

松前藩下級藩士・和久内進六は、儒学者・堀江諒斎の教えと切支丹侍・佐島種臣やイエズス会士、アイヌとの交流から、いつしか和人、アイヌ、キリシタンによる蝦夷国を夢見つつも、藩士の任務を果たし、出世の道を歩んでいく。しかし、大千 […]

続きを読む
出版情報
夏堀正元『蝦夷国まぼろし 上』

初期の徳川幕藩体制下、最北の藩・松前藩はアイヌとの独占交易、赤蝦夷、韃靼との闇貿易、砂金採掘で「バブル」の様相を呈し、幕府に追われた浪人、キリシタンの逃場ともなっていた。不意の法度破りで故郷を離れた父のために、松前で百姓 […]

続きを読む
出版情報
夏堀正元『北の墓標』

明治26年3月20日、隅田川河岸は小さなボートの探検隊を見送る人々で賑わいを見せていた。探検隊を率いるのは元海軍大尉で、幸田露伴の兄、早くから北千島の地政的重要性を見抜き、自ら千島の拓殖を志すようになった郡司成忠。北千島 […]

続きを読む