伊藤正徳『帝国陸軍の最後4 特攻篇』

「大海軍記者」と称され、戦前・戦中・戦後と日本の報道界に貢献した、昭和を代表するジャーナリストのひとり伊藤正徳によるアジア・太平洋戦争の日本陸軍陸戦史の大作をリフロー版電子書籍として復刻。第4巻・特攻篇は、山下奉文兵団のルソン戦、栗林忠道師団の硫黄島抵抗戦、牛島満率いる三十二軍の沖縄戦などの望みなき防禦戦、菊水作戦を始めとした特攻作戦、肉弾戦、自爆戦術、殴り込み戦術とともに日本軍の統帥の崩壊を描く。
配信開始日:2024年10月1日
取り扱い書店
ほか、約20の電子書店で配信
伊藤正徳(いとうまさのり)
明治22年(1889年)10月18日、茨城県水戸市生まれ。大正2年(1913年)慶應義塾理財科を卒業後、時事新報社に入社、経済部や政治部、海軍省担当記者として活躍。昭和3年(1928年)編集局長、昭和8年(1933年)時事新報社を退社後、同盟通信社参与、中部日本新聞社(現・中日新聞)編集局長などを務める。昭和20年(1945年)、共同通信社初代理事長、昭和21年(1946年)日本新聞協会初代理事長に就任、昭和25年(1950年)新生の時事新報社社長に就任、昭和30年(1955年)の産業経済新聞(現・産経新聞)との合同後は主幹。昭和31年(1956年)、新聞界への貢献により新聞文化賞を受賞。昭和36年(1961年)には太平洋戦争・大東亜戦争の戦記作品により菊池寛賞を受賞。昭和37年4月21日、逝去。享年72歳。