牛島秀彦『われ凍土(ツンドラ)の下に埋もれ アッツ島玉砕戦』

太平洋戦争での日本劣勢が確実となった昭和18年、山崎保代率いるアッツ島の守備隊への援軍の約束は果たされなかった。見捨てられた将兵は上陸の米軍にバンザイ突撃を敢行、98%が命を落とす。大本営、マスコミはこの不条理を「軍神」の辞をもって美化、隠蔽する。「玉砕」が初めて使われたアッツ島の戦いを描く迫真のドキュメンタリー。

配信開始予定日:2024年3月15日

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牛島秀彦(うしじま・ひでひこ)

1935年1月27日、山東省青島市生まれ。1958年、早稲田大学第一文学部東洋哲学科卒業、旺文社入社。日本リーダーズ・ダイジェスト特別出版部、富士観光開発ハワイなどを経て、東海女子大学文学部助教授(比較文化論、英米文化担当)、東海女子大学文学部教授、代々木ゼミナール講師。著書は『九軍神は語らず』『ドキュメンタリー真珠湾』『行こかメリケン、戻ろかジャパン─ハワイ移民の100年』『二人だけの戦争─真珠湾攻撃零戦と日系二世島民の悲劇』『消えた春─名古屋軍投手石丸進一』など多数。一九六八年日本文藝家協会会員、日本ペンクラブ会員。1985年アメリカ学会会員、1998年日本中国文化交流協会会員。1999年7月12日、死去。享年64歳。