伊藤正徳『帝国陸軍の最後2 決戦篇』

「大海軍記者」と称され、戦前・戦中・戦後と日本の報道界に貢献した、昭和を代表するジャーナリストのひとり伊藤正徳によるアジア・太平洋戦争の日本陸軍陸戦史の大作をリフロー版電子書籍として復刻。第2巻・決戦篇は、戦後も長く語り継がれるガダルカナル攻防戦と撤退、難戦に陥り劣勢となるニューギニア戦線、劣勢の続く太平洋戦線の一方で依然として優勢を維持するビルマ戦線や名目的成功を収めた大陸打通作戦を描く。
配信開始日:2025年10月1日
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伊藤正徳(いとう・まさのり)
明治22年(1889年)10月18日、茨城県水戸市生まれ。大正2年(1913年)慶應義塾理財科を卒業後、時事新報社に入社、経済部や政治部、海軍省担当記者として活躍。昭和3年(1928年)編集局長、昭和8年(1933年)時事新報社を退社後、同盟通信社参与、中部日本新聞社(現・中日新聞)編集局長などを務める。昭和20年(1945年)、共同通信社初代理事長、昭和21年(1946年)日本新聞協会初代理事長に就任、昭和25年(1950年)新生の時事新報社社長に就任、昭和30年(1955年)の産業経済新聞(現・産経新聞)との合同後は主幹。昭和31年(1956年)、新聞界への貢献により新聞文化賞を受賞。昭和36年(1961年)には太平洋戦争・大東亜戦争の戦記作品により菊池寛賞を受賞。昭和37年4月21日、逝去。享年72歳。